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IHIインフラシステム/グローバル展開を推進/ローカル人材を活用  [2020年1月15日3面]

石原社長

 IHIインフラシステムはグローバル展開をさらに推進する。ターゲットはアジア、欧州など。アジアエリアでより強固な事業基盤を築くため昨年11月、ベトナム・ハノイに「アジアエンジニアリングセンター」を創設した。外国人技術者を橋梁などの建設現場に投入している。ミャンマーやバングラデシュ、インドなどで政府開発援助(ODA)案件を確実に受注し、次の段階としてPPP(公民連携)案件への参入も目指す。
 同センターには、これまで長期間のプロジェクトに関わっていたベトナム人エンジニアら16人が所属。雇用形態も長期プロジェクトごとの有期雇用から無期雇用に切り替えた。ODA案件はベトナムなどが中心だったが、徐々にミャンマーやインドなどに移ってきているという。
 石原進社長は日刊建設工業新聞社の取材に対し「ローカル人材を活用しないと海外展開はなかなか難しい。アジアエンジニアリングセンターを技術的な中心としながら、南アジアの国で継続的な受注を狙う」と今後の戦略を説明した。
 欧州は橋梁単独の工事発注がほとんどなく、一定区間の道路を一体で発注するケースが多いという。現地企業と業務提携し、受注獲得を目指す。将来的にはM&A(企業合併・買収)も視野に入れている。
 現在、提携先を選定中。求める条件として、石原社長は「われわれは橋梁に強い。トンネルなどに強みを持つ企業が補完性としては良いのではないか」との考えを明らかにした。欧州で事業を展開するにはある程度の経営規模と実績が必要になるという。「欧州のゼネコンと肩を並べて戦うために提携先を見つけないといけない。そうしないとわれわれは橋梁だけの下請になってしまう」と述べ、事業拡大に意欲を示した。

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