工事・計画

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東京・中野区/新庁舎整備実施設計・施工/竹中工務店JVに  [2020年1月17日4面]

中野区新庁舎の完成イメージ

 東京・中野区は「中野区新庁舎整備事業実施設計・施工業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで16日、最優秀事業者に竹中工務店・協永建設・明成建設工業・武蔵野建設産業・INA新建築研究所JVを選定したと明らかにした。プロポーザルには5者が参加した。予定価格は261億6368万7000円(税込み)。竹中工務店JVの見積もり額(税込み)は213億4000万円だった。工期の4カ月短縮などを技術提案書に盛り込んだ。
 建築後50年が経過し、老朽化が進む現庁舎(中野4の8の1)を、現在の中野体育館を解体した跡地(中野4の11、敷地面積8557平方メートル)に建て替える。基本設計によると、新庁舎はS・SRC造地下2階地上11階建て延べ約4万7000平方メートルの規模。12月に中野体育館の解体工事、2021年7月から本体工事に着手する予定だ。
 竹中工務店JVが提出した技術提案書によると、当初の予定工期を4カ月短縮し、39カ月にする。工期短縮に伴い竣工時期が現行予定の24年6月から同2月となり、同年春の大型連休明けの開庁が可能になるという。
 工期短縮の主な提案内容は▽掘削工事の前倒し(0・8カ月)▽「壁杭」による地盤改良の合理化(0・8カ月)▽躯体の「鉄骨化」による施工数量の削減(0・6カ月)▽「バルコニー付き外壁PC」による現場施工数量の削減(0・5カ月)▽代表構成員の協力会社組織会を中心とした労務職の早期確保(0・7カ月)▽「大判型枠」による施工効率の向上(0・6カ月)。
 工程管理はフロントローディングに努める。実施設計から施工まで一貫してBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用し、工事の進捗(しんちょく)状況や課題の把握に役立てる。
 1階部分を拡張し交流ホール「ナカノストリート」を整備する。区の総合案内所やイベントスペースなどが並ぶ通り抜け可能な空間で、災害時の一時的な避難スペースとしての活用も視野に入れる。
 基本設計は日本設計、基本設計段階のCM(コンストラクションマネジメント)業務は明豊ファシリティワークスが担当した。昨年12月に実施設計・工事段階のCM業務の委託先を決める一般競争入札を公告しており、2月10日に開札する。

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