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アジア航測/3D地図データ自動作製技術を開発/アシスト図化方式で構造物の位置把握  [2020年1月17日3面]

AIによる道路構造物の抽出例

 アジア航測が3D地図データを高精度に自動作製する技術を開発した。撮影画像と車載型の「モバイル・マッピング・システム(MMS)」で取得した点群データを利用し、道路標識や信号機といった道路構造物の種類を人工知能(AI)で判別。独自開発した「アシスト図化方式」で構造物の位置をより鮮明に描写することができる。同社が受託する3D地図の作製業務などに積極展開する考え。
 開発した地図作製技術は、案内標識や車両・歩行者用の信号機類などを撮影した画像と点群データを利用する。構造物の位置と種類をAIが解析すると同時に車道と歩道の境界や路面に表示される停止線などを点群で取得する。これにより正確な設置箇所や状態を把握できる仕組みだ。
 構造物を鮮明に映し出すための補完技術として、アシスト図化方式を採用する。点群で示された空間内を指定すれば、車道部の縁石などを自動で抽出する。自動検査機能や3D座標を自動で編集できる機能を付加し、計測データの品質確保につなげている。縁石周辺の雑草や落ち葉、歩道の段差などがあっても高精度に地図データを生成できる。
 一つ一つの構造物を目視で確認していた従来手法に比べ、作業負担を大幅に軽減できる。今後、同社は自治体などから受託した地図作製業務で、開発した技術を活用する方針。道路構造物以外の解析にも使えるよう、点群データに導入するアシスト図化を核に自動抽出技術の深化を図る。

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