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国交省/能代港(秋田県能代市)の埠頭機能強化/洋上風力基地港選定見据え  [2020年1月24日1面]

 国土交通省は、能代港(秋田県能代市)沿岸域での洋上風力発電事業を後押しするため、同港の埠頭(ふとう)機能を強化する。事業の整備拠点となる「基地港」への指定をにらみ、同港大森地区の既存護岸を地耐力のある岸壁に改良。重厚長大な発電設備の資材の保管や仮組み立てに対応する。事業期間は2019~23年度、事業費は35億円を見込む。早ければ19年度内にも東北地方整備局が設計業務を発注する予定だ。基地港を想定した埠頭の機能強化は初となる。
 事業名称は「能代港大森地区国際物流ターミナル整備事業」。護岸を延長180メートル、水深10メートルの岸壁に造り替える。地耐力は1平方メートル当たり約35トン。泊地(水深10メートル)も整備する。載貨重量トン数(DWT)で1・3万トン級の貨物船が着岸できる。設備の大型化に備え、将来的な機能増強も想定。3万トン級の貨物船に対応できる仕様(延長230メートル、水深12メートル)とする計画だ。
 23日に交通政策審議会(交政審、国交相の諮問機関)の港湾分科会事業評価部会(部会長・小林潔司京都大学経営管理大学院経営研究センター長・教授)が同事業を、19年度補正予算案に関連した新規事業採択評価で「適当」と判断した。今後、部会が答申案をまとめ、交政審に報告し承認を得る。国交省は3月にも、財務省と予算の実施計画を協議した上で事業に着手する。
 能代港周辺では秋田県の能代市、三種町、男鹿市の沖合が、一般海域で洋上風力発電事業を展開できる「促進区域」の有力候補に位置付けられている。

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