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国交省/土木の週休2日工事、19年度上期は2458件実施/交代制を84件試行  [2020年1月27日1面]

 国土交通省は直轄土木工事で取り組んでいる週休2日工事の実施状況をまとめた。2019年度上半期は2458件で週休2日工事を実施。うち技術者、技能者の交代制による週休2日モデル工事は84件だった。モデル工事を通じて課題や改善方策を検討し、より取り組みやすい環境を整える。現場閉所による週休2日工事、交代制による週休2日工事の適用拡大を図り、建設業の働き方改革をさらに後押しする。
 国交省は週休2日の推進に向けて、工期設定支援システムの導入や準備期間・後片付け期間の見直しなどさまざまな取り組みを展開。18年度は労務費や機械経費(賃料)、共通仮設費、現場管理費に現場閉所の状況に応じて補正係数を乗じ、必要経費を計上。週休2日を実施した工事を工事成績評定で加点評価するといった施策を講じてきた。
 週休2日工事の適用拡大策として19年度、これまで対象外だった維持工事などで「週休2日交代制モデル工事」の試行を開始。技術者、技能者が交代しながら休日を確保。現場に従事したすべての技術者、技能者の休日確保の状況に応じて労務費を補正する。
 19年度の週休2日対象工事は9月時点で、4902件(18年度6485件)を公告。このうち、2458件(発注者指定215件、受注者希望2159件、交代制〈受注者希望〉84件)で週休2日に取り組んでいる。
 交代制モデル工事の受注者からは「労務費以外にも増額する経費があるため現行の補正では不十分」「ローテーションを組むのに時間を要する。班構成が変わることによる作業効率の低下が懸念」といった意見が寄せられている。一方、発注者側からは「休日の確認方法の確立が必要」「緊急対応時の扱いについて整理が必要」などの声が上がっている。
 国交省ではモデル工事の実態を調査し、経費の考え方や確認方法などを検討する。工事の特性に応じ現場閉所や交代制で週休2日を確保していく考え。改正労働基準法に基づき、建設業に時間外労働の罰則付き上限規制が24年度から適用されることを見据え、建設業の働き方改革の取り組みを一層推進する。

コメント

  • 還暦建築士 より:

    サービス残業やサービス休日出勤が増えねばいいがー。手当てで稼いでいたのにそれがなくなると困るとなど建設業界だけの話ではない。国の政策はほんとに労働者を考慮していない。罰則はいらないのだ。手当てを正当に出してくれたらいい。罰則があるから残業時間の上限が決められ残りはサビ残になってしまう。これからもまかり通り労働者は疲弊するでけだ。

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