工事・計画

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仙台市/泉区役所建替/民活導入、20年度末に事業者公募へ  [2020年1月28日6面]

現在の泉区役所庁舎

 仙台市は民間活力を導入し、泉区役所庁舎を現在地か現在地周辺で建て替える。事業手法には民間事業者に新庁舎を設計・建設してもらい、市が購入する「施設買い取り」かテナントとして入居する「リースバック」を想定。いずれの手法でも民間収益施設を一体的に整備する。2020年度末ごろに新庁舎を建設する事業者の公募手続きを始める予定だ。
 泉区役所庁舎建て替え事業の検討状況は24日夜に現庁舎で開いた住民説明会で報告した。
 現庁舎の所在地は泉区泉中央2の1の1。地下鉄南北線泉中央駅から近い徒歩3分圏内の場所にある。敷地面積は3万0349平方メートル。用途地域は商業地域で、容積率400%、建ぺい率80%が上限に指定されている。
 現庁舎は1977年に竣工した本庁舎(RC造地下1階地上5階建て延べ1万0534平方メートル)と、85年に竣工した東庁舎(RC造地下1階地上5階建て延べ5521平方メートル)などで構成。総延べ床面積は約1万6880平方メートル。
 庁舎建て替えは現庁舎の老朽化に伴って行う。本庁舎は28年度に耐用年数を迎える。これまでの委託調査によると、区役所で実際に働いている職員数を考慮し、建て替え後に必要となる延べ床面積は現庁舎より小さい約1・2万~約1・3万平方メートルで済む。
 市は床面積の縮減で余剰地を生み出し、売却または貸し付けによって財政負担を軽減できると判断。地下鉄駅そばの商業地という開発ポテンシャルが非常に高い土地の条件にも着目した。その結果、建て替え事業の手法として新庁舎を建設してもらう条件で土地を民間事業者に売却または貸し付け、市が庁舎を購入するかテナント入居する手法を検討。いずれの手法でも民間収益施設を一体的に整備し、建設費など初期投資の回収に充ててもらう。
 市が20年度末ごろに予定する事業者公募では、現在地に加え周辺地での建て替え提案も可能とする。新庁舎と一体的に整備する収益施設は合築、分築いずれの提案も受け付ける。

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