BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・123/樋口一希/配筋の最適化を実現するアドオンソフト  [2020年2月6日]

構造図を読み取り配筋要領を入力する「柱梁配筋ツール」

 BIMサービス・プロバイダーとして建設業のデジタル化を推進する「グローバルBIM」は、複雑な鉄筋の納まり部分を見える化し、容易に納まり検討を行うことで配筋の最適化を実現するARCHICAD 23用アドオンソフト「スマートコン・プランナー R(smartCON Planner R)」を1月31日から販売開始した。
 ARCHICAD 23は、グラフィソフトジャパンの最新バージョンの標記。Rは、鉄筋の英語名であるRebarから引用。

 □ARCHICAD 23用アドオンソフト「スマートコン・プランナー R」へ拡張□

 BIMの普及の加速化が顕著な中で、BIMの適用領域も細分化、目的別化し、鉄筋工事へのデジタル援用を進める動きも急だ。グローバルBIMは、仮設計画の3次元モデルを素早く作成し、検討時のスピーディーな意思決定と高精度な計画立案を支援、生産性の向上に貢献するARCHICAD専用のアドオンソフトウエア「smartCON Planner for ARCHICAD」をすでに市場に提供しているが、今回は、その適用領域を鉄筋工事まで広げた。

 □構造計算による構造図の配筋要領を数値入力して柱・梁を選択し鉄筋を3次元モデル化□

 鉄筋の設計・施工管理には、ゼネコン、鉄筋工事会社、補強筋メーカーなど多くの関係者が関わり、従来は設計図、コンクリート施工図、鉄筋加工図など複数の2次元図面間で整合を図る必要があったため、タイムリーな情報共有が困難で多くの手間がかかっていた。特に、鉄骨との混構造や梁の偏芯が発生するなど鉄筋が複雑に入り組んだ場合に、それらの課題を解決するべく「スマートコン・プランナー R(smartCON Planner R)」では、構造計算による構造図の配筋要領を数値入力して柱・梁を選択し、クリックするだけで細部に至るまで鉄筋を3次元モデル化し、工程の前倒しによる検証の精度向上を実現する。

 □「編集モード」においてリアルタイムで視認しながら「定着長さ」など諸条件の変更可能□

 「柱梁配筋ツール」から入力し、3次元モデル化された鉄筋は、「編集モード」によって「定着長さ」「空きの調整」「アンカーの角度」「鉄筋の色の変更」などの種々の条件変更に応じた編集が可能だ。編集モードを用いた数値変更に加えて、視覚化された鉄筋自体をマウスで選択し、移動させるなどで、リアルタイムの編集も可能となっている。
 必要に応じて随時、平面図、立面図、断面図といった2次元図面を作成するとともに、3次元のパースも自動生成してドキュメント化できる。

 □Global BIMサミットを開催+問い合わせ・デモ・プレゼンなどのための専用窓口も設置□

 アドオンソフトウエア「smartCON Planner for ARCHICAD」に関しても、今回の「スマートコン・プランナー R」の発売とともにさらなるバージョンアップを行っている。具体的には▽建機車両ツールに工事用エレベーター・高所作業車を追加▽仮設材ツールにアサガオを追加登録▽仮設材ツールに各種作業員を追加▽本設部品ツールにSRCハイベース・クリアベースを追加▽座標表示ツールに座標エクスポート/座標インポートを追加-といった内容だ。
 2月7日にはJR名古屋駅前のJRゲートタワーカンファレンスで10時から「Global BIMと生産性向上を実現する」と題してGlobal BIMサミットを開催する。
 「スマートコン・プランナー R」に関する問い合わせ、デモ、プレゼンなどのための専用窓口(scp_request@global-bim.com)も開設している。
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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