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国交省/建設業の「リブランディング」提唱/魅力ある建設現場実現へ提言  [2020年2月12日2面]

 国土交通省は建設現場で働く人々の「誇り・魅力・やりがい」の向上に向けた有識者提言を、12日にホームページ(HP)で公表する。建設業の既存ブランドの再構築を含め新たなブランドを構築する「リブランディング」を提唱。ターゲットを明確にし意識や関心に合わせた施策を展開する。受発注者が共通の目的やコンセプトの下、一体となって継続的で強力に取り組みを進める体制を都道府県単位で構築することを提案している。
 国交省は魅力ある建設現場の実現に向けた取り組み方針や施策展開、広報戦略の検討を目的に、産官学でつくる「建設現場で働く人々の誇り・魅力・やりがい検討委員会」(委員長・田中里沙事業構想大学院大学学長)を2018年11月に設置。4回の議論を踏まえ提言をまとめた。
 建設業の普遍的な存在意義を「日本の国土・まちを『つくる』『まもる』」とし、現場で働く人にフォーカスを当て▽働き方改革▽生産性革命▽使命感(つくる・まもる)・チャレンジ-の三つの方向性を提示。「誇り・やりがい」は内部(技術者、技能者)、「魅力」は外部(学生、親)をターゲットに、それぞれに合わせた情報発信、施策展開を図る。
 具体策については、全国展開の施策と、ブロックで取り組む施策で整理。全国展開では▽災害時対応の着用物の統一化▽工事銘板による技術情報の発信▽女性活躍の推進▽建設現場のイメージ映像の配信-の4施策を列挙。各地域ブロック単位での取り組み・施策や、他業界と連携し建設業の取り組みや技術力のPRなども盛り込んだ。
 受発注者が共通の目的やコンセプトの下、一体となって必要な施策を推進する体制構築を提案。行政がイニシアチブを取り、ブロックごと(都道府県単位)の協議会を設置することにより、腰を据えて中長期の戦略を立案し、地域での取り組みを実施するよう提言している。

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