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福島県楢葉町議会/政府へ除染強化など要望/農地の完全回復、仮置き場の早期撤去も  [2020年2月13日2面]

 福島県楢葉町議会は福島第1原発事故で飛散した放射性物質の除染事業強化などを盛り込んだ要望書を関係省庁に6日提出した。町内で放射線量の高いエリアが再発見されたことを受け、復興庁と環境省に対し再除染の実施を要請。農地の完全回復に向け、復興庁と農林水産省に対して除染土などの廃棄物を一時的に保管する仮置き場の早期撤去と原状回復を求めた。
 同町議会の青木基議長らが同日、東京都千代田区の復興庁、経済産業省、厚生労働省、農水省、環境省を訪ね、要望書を提出した。復興庁に対しては、昨年末に2021年度以降の復興基本方針が閣議決定されたものの、同町では原子力災害からの復興がいまだ道半ばと強調。21年度以降も復興推進体制の継続・強化と、復興実現に向けた予算確保を要望した。
 環境省では石原宏高環境副大臣に要望書を手渡した=写真。環境省と復興庁に対しては、除染事業の強化を求めた。大型サッカー練習施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)の駐車場で除染後に高い放射線量を示すスポットが発見され除染となった。今年も町内で放射線量の高いエリアの再除染を求めた。飲料水の源となる木戸ダム(楢葉町)の湖底の除染も訴えた。
 要望を受け石原副大臣は、「(再除染が必要な箇所には)引き続きフォローアップ除染をしっかりと行う。楢葉町の仮置き場についても早期に廃止できるようにしたい」と応じた。

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