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大阪府、大阪市/IR事業者資格審査申請は1者/MGM・オリックス共同体が名乗り  [2020年2月18日8面]

 大阪府と大阪市は14日、同市此花区夢洲地区への誘致を目指すカジノを含むIR(統合型リゾート)施設の進出事業者公募で、資格審査を申請した事業者が米国MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスのコンソーシアム(共同事業体)だけだったと公表した。4月頃に提案書類を受け付け、6月頃に事業者を決めるが事実上、事業者が絞られる形となった。大阪のIRについてシンガポールのゲンティン・シンガポールと香港のギャラクシー・エンターテインメントが関心を寄せていたが、資格審査申請を行わなかった。
 MGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人「日本MGMリゾーツ」(東京都千代田区、代表執行役員兼CEO〈最高経営責任者〉)は2019年1月に日本でのIRの区域整備計画の認定を目指すために、経営資源を大阪に集中させる「大阪ファースト方針」を決定。同社は過去数年間、日本に企業活動の拠点を置き、日本のIR候補地を比較・検証した結果、大阪を第1候補として決定したと宣言していた。
 さらに日本MGMリゾーツとオリックスは同10月に合同で記者会見を行い大阪のIRを共同で実現を目指す「大阪オンリー・パートナーシップ」を発表。「それぞれの強みを持ち寄り、大阪に世界最高のIRを実現し、夢洲の国際観光拠点形成と地域の持続的な経済成長に貢献する」と表明した。
 吉村洋文大阪府知事は14日、同コンソーシアムについて「大阪ファーストを貫いて他の事業者の追随を許さなかった。事業者と大阪府、市が一体で大阪のIR認定を獲得していく」と述べた。
 場所は此花区夢洲中1ほかの市有地。面積は約49ヘクタール(南側敷地約39ヘクタール、北側敷地約10ヘクタール)。35年間の定期借地契約で事業者に貸す。土地は21年秋ごろに引き渡し工事に着手できる予定。将来拡張できる用地も東側に9ヘクタール設定した。大阪メトロ中央線延伸費の一部など202億5000万円は事業者が負担する。全面開業は26年度末までに実現する。
 国は当初、IRの整備地域の選定基準などを盛り込む基本方針を1月に決定するとしていたが、先送りになっている。

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