BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・125/樋口一希/BIMベンダーがサービス拡充  [2020年2月20日]

「GLOOBE]と3Dカタログ.comとの連携イメージ

 東京で開かれる今夏の祝祭以降の建築のあり様を見据えて、BIM普及も大きなターニングポイントを迎えつつある中、主要なBIMベンダーがサービス拡充などの積極的な施策を講じている。

 □「Revit」用の意匠設計用サンプル+構造設計用ファミリの無償ダウンロードサービス開始□

 BIMソフト「Revit」のオートデスク社は4月30日までの期限で、「2018/2020 意匠設計用サンプル(β版)ダウンロード」「構造設計用ファミリ(2019.6改定)ダウンロード」のサービスを行っている。
 意匠設計用サンプルで提供しているサンプルモデルは、国内の建築基準に適合したモデルとなっており、Revit 2018用およびRevit 2020用に作成されている。Revit 2018用はRevit 2018、Revit 2019、Revit 2020では開くことができるが Revit 2017以前のバージョンでは開くことは不可だ。Revit 2020用はRevit 2020では開くことができ、Revit 2019以前のバージョンでは開くことができないので注意を要する。
 構造設計用ファミリは、鉄骨の構造を生産、施工するために必要な設計データの種類について、異なる組織間でも円滑に利用できるように標準化整備を行い、パラメーターを使用した効率的な構造設計ができるようにしたものだ。

 □最新版の「GLOOBE 2020」の30日間無料体験と3Dカタログ.comからのダウンロード提供□

 BIMソフト「GLOOBE」の福井コンピュータアーキテクトは、3Dカタログ.comと連携できる「GLOOBE」無料体験版の提供を行っている。一般建築物・特殊建築物と全建物用途・全構造に対応した最新版の「GLOOBE 2020」を30日間無料で体験できる。
 具体的に使用できる機能と主な生成図面は、▽GLOOBE基本プログラム(配置図、平面図、断面図、プラン図、立面図、CG、平面詳細図、矩計図、展開図、建具表、仕上表など)▽法規チェックプログラム(防火区画図、各種日影図、天空図、法規LVS図など)▽実施設計プログラム(平面詳細図、矩計図、展開図、建具表、仕上表)▽PDF取り込みアシストプログラム(PDFデータをCADデータに自動変換しGLOOBE上で編集・加工が可能)▽FM連携プログラム(BIMプラットホームのGLOOBEからFMプラットホームのFM-Refineと連携)となっている。
 体験版ではクラウド対応チームシステム+GLOOBE Model Viewer出力は利用不可。3Dカタログ.comとの連携利用は3Dカタログ.comのアカウント作成(無料)後のダウンロードとなる。

 □「VectorWorks」で稼働するプラグインパラメトリック建築部材集「Type1」「Type2」提供□

 MDG MicroDrawingSystems社は、エーアンドエー社のBIMソフト「VectorWorks」で稼働するプラグインを作成し提供している。
 「パラメトリック建築部材集 Type1」は、140種類のパラメトリック部材から構成されており、国内仕様の2次元、3次元建具と共に断面記号、鋼材断面、家具などの部材が含まれている。2次元、3次元双方の属性を持つハイブリッド構造で、パラメトリック部材となっているため部材配置後でもデータパレットを利用して形状や属性を変更できる。
 「パラメトリック建築部材集 Type2」は、RC造、ALC造、木造用の建具部品などの部品と共に、複雑な窓形状も生成できる各種プラグインと各種電気部品の記号を装備している。各種図形は2次元のパラメトリック部材となっており、データパレットで配置後の編集も可能だ。加えて複雑な多角形からの求積計算機能なども装備しており、180に及ぶツールを使うことで平面詳細図の作図効率が向上する。
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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