BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・128/樋口一希/福井コンピュータの3Dカタログ  [2020年3月12日]

特許取得の3機能の概要図

 福井コンピュータアーキテクトは、「設備と住まいの3Dシミュレーションサイト(3Dカタログ.com)」(※)で公開中の住設機器などの3次元モデルデータをBIMソフト「GLOOBE」・建築CAD「ARCHITRENDシリーズ」で作成される建築図面に配置するための三つの特許を取得した。
 ※https://www.3cata.com

 □住設機器などの3次元立体データから平面表現を自動生成する(特許6596296)□

 「3Dカタログ.com」ではシステムキッチンなど住設機器の仕様を精査する場合に、キャビネット、シンク、水栓などの個別パーツを3次元上で自由に組み合わせて検討することが可能だ。3次元立体データをCADシステムにダウンロードして図面として再現する場合、3次元立体データで組み合わせた位置関係を考慮し、各パーツが保持する2次元データを自動的に合成して、正確な平面表現を実現する。

 □多数のパーツで構成された住設機器の立体データを効率的に再現(特許6629635)□

 「3Dカタログ.com」によって構築される住設機器の3次元立体データは、多数のパーツの組み合わせによって構成されるが、構成された3次元立体データを軽量かつ迅速にWEB上で再現もしくはCADシステムにダウンロードするために、組み合わせの情報を圧縮値として保持することで、データ通信の量やサーバーの負荷を軽減する。

 □ユニットバスが保持する扉の位置情報から扉や窓の開口を自動処理(特許6629636)□

 「3Dカタログ.com」で構築されたユニットバスの立体データをCADシステムにダウンロードして図面に再現する場合、ユニットバスが保持する扉の位置情報から自動的に住宅モデルの壁面が開口処理されるのに加えて、住宅モデル上に配置された窓の位置情報からも自動的にユニットバスの壁面が開口処理される。

 □パソコン・スマートフォン・タブレットによって使用できる無料の会員サービスを提供中□

 「3Dカタログ.com」のサイトにアクセスすると、本稿執筆時の3月6日現在では、「201社、5217シリーズの建材・住宅設備・インテリア製品が一堂に揃った3Dで体験できる複合WEBショールーム」と記載されており、「現在の会員数は50327名」と明示されていた。  トップページには新着カタログとしてLIXILのテラス・庭まわり「バルコニービューステージHスタイル横格子ルーバー」+外壁まわり「ベランダ手すりモダンパネル」+玄関・門まわり「スマート宅配ポストTA」が掲載されていた。
 無料会員サービスも用意されており、パソコン、スマートフォン、タブレットによって建材・設備カタログと建物コーディネート(空間配置)が使用できる。
 「3Dカタログ.com」「GLOOBE」「ARCHITRENDシリーズ」を連携して利用する建築事業者は全国で約6000社を数えており、建材・住設機器メーカーと建築事業者から施主に至るまで、3次元データ流通のさらなる拡大を目指し、住宅業界全体の生産性向上を支援していくとのことだ。
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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