論説・コラム

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回転窓/予算執行への対応を  [2020年3月18日1面]

 新型コロナウイルスの感染は瞬く間に全世界へ広がった。各国とも感染拡大を防ごうと懸命な対策が進む。一方で経済への影響も懸念され、景気対策を打ち出す国も増えている▼トランプ米大統領は先週、感染拡大を防ぐため欧州から米国への渡航禁止以外に、中小企業向けの融資拡充などに充てるため500億ドル(約5兆2千億円)規模の財政措置を米議会に求めると発表した▼国内でもインバウンド(訪日外国人旅行者)の減少やイベントの中止、学校の臨時休校などで、中小企業を中心に資金繰りが悪化している。安倍晋三首相も先週末「一気呵成(かせい)にこれまでにない発想で思い切った措置」を講じると述べ、大型経済対策に意欲を示した▼多くの国民が感染症の拡大と景気悪化に対する不安を抱いている。財政出動で景気を下支えするのは当然の流れだろう。防災・減災対策などの公共事業費の増額も考えられる▼人材不足によって公共事業の不調・不落が増えているという記事を一部報道で目にした。予算は増額されたが、消化できないという事態は避けなければならない。建設業界を挙げて対応してほしい。

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