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竹中工務店/現場向け位置把握アプリ販売を強化/生産性向上を後押し  [2020年3月25日3面]

 竹中工務店は24日、建設現場の生産性向上を後押しするアプリケーション「位置プラス」シリーズの販売を本格化すると発表した。新たにレンタル会社2社と取引を開始。既存先の1社を含め、3社でアプリの現場への導入を広げる。竹中工務店が担当する現場で、年間40件の採用を目指す。
 位置プラスシリーズは建設現場の作業員や機械位置を把握し、機械の予約なども可能なアプリ。2019年から竹中工務店のグループ会社でアプリやハードウエアの卸売りなどを手掛ける朝日興産(大阪市中央区、岡田恒明社長)を通じ、レンタルのニッケン(東京都千代田区、南岡正剛社長)が建設会社などに販売してきた。今回からアクティオ(東京都中央区、小沼直人社長兼最高執行責任者〈COO〉)や太陽建機レンタル(静岡市駿河区、真鍋貢社長)も加わる。
 発信機「ビーコン」を現場の仮設照明などに取り付け、フロアの図面などを登録すると、衛星利用測位システム(GPS)の届かない屋内でも人や機械の位置を把握できる。シリーズは現在▽位置プラス探▽位置プラス写▽高車予約-の三つを展開している。
 位置プラス探は、ビーコンを建機に取り付けることで、現場のどこに機械が置かれているのかをタブレット端末に表示。探す手間を省く。位置プラス写は携帯端末などで撮影した現場写真をデジタル図面に取り込む。撮影場所や時間、撮影者などの情報も付加し、作業指示の迅速化を図る。従来のデジタルカメラと紙図面を使った指示方法と比べ時間を43%カットしたという。高車予約は、建設現場で多く使用されている高所作業車を簡単に予約できるアプリ。予約から配車、返却にかかる時間をアプリ導入前に比べ約70%削減した。
 竹中工務店では今後、既存アプリの機能拡充を図るとともに、新規開発も推進する。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)への連携機能も追加する。

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