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戸田建設ら/発色型ロックボルトワッシャーを開発/トンネル壁面変形を目視で確認  [2020年3月25日3面]

 戸田建設とカテックス(名古屋市中区、加藤巳千彦社長)は、山岳トンネルのNATMなどで用いられるロックボルトに発生する軸力が目視で把握できる発色型ロックボルトワッシャーを開発した。トンネル壁面が変位した際、ワッシャーに作用する力に応じて白色の圧力フィルムが赤色に変化する。赤色の直径の大きさでロックボルト頭部に作用している軸力が分かる。今秋以降にカテックスがロックボルトとセットで販売する予定だ。
 開発した「Eye Washer」は、透明な汎用(はんよう)プラスチック製の角型ワッシャー(幅100ミリ×長さ100ミリ×厚さ10ミリ)の背面に「圧力測定フィルム」を張り付けた。従来の鋼製角型ワッシャーの上に設置して使用する。
 圧力測定フィルムは、2枚の極薄フィルムを重ね合わせた汎用品。圧力が作用すると一方のカプセルがつぶれて発色剤と顕色材が接触し、白色から赤色に変化する。178キロニュートン(N)までワッシャーとしての機能が維持できる。
 従来のロックボルト軸力計に比べ安価で簡易に設置でき、面的な計測や線状での計測などの広範囲の計測が可能。トンネル変形が比較的大きく発生する低強度地山のトンネルに適しているという。
 福島県内で施工中の「福島県博士トンネル工事(昭和村側工区)」(福島県発注)で適用実験を行い、施工性と効果を確認した。低強度地山のトンネルに積極的に採用する。新技術情報提供システム(NETIS)への登録も予定している。

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