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19年の熱中症死傷者、建設業は147人/厚労省速報  [2020年3月26日2面]

 厚生労働省の調査によると、建設業での熱中症による2019年の死傷者数は147人に上ることが分かった。1月15日時点の速報値。記録的な猛暑となった18年から92人減った。一方で死亡者数は前年と同じ10人となり、業種別では依然として最も多かった。
 19年の調査結果では、死亡を含む休業4日以上の死傷者数は全業種で790人(18年は1178人)。18年より388人減ったが、死亡者数は2人減の26人と高い水準で推移している。
 業種別の死傷者数の最多は製造業の172人(同221人)。過去10年で初めて建設業を上回った。
 死亡事例では通気性の悪い防護服や着ぐるみなどを着用していた事例が見られた。建設業関連は、防護服での石綿(アスベスト)の除去作業中に倒れた事故事例などがあった。熱中症で意識を失った後に転倒したり、高所から墜落したりした二次災害の事例も見られた。
 厚労省は熱中症予防キャンペーンを今年も5~9月に実施予定。作業場所の暑さ指数(WBGT値)を実測して作業計画に反映することや、熱がこもりにくい服装の着用など、いっそうの注意喚起を呼び掛ける。

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