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鹿島/鉄骨柱の自動溶接ロボット開発/柱の角部を含めた連続施工が可能に  [2020年3月26日3面]

現場溶接ロボット概要

 鹿島は25日、超大型高層ビルなどに用いる比較的大きな鉄骨柱の溶接を自動で行う「マニピュレーター型現場溶接ロボット」を開発したと発表した。柱の周りに設置したアルミ製レールをロボットが走行して所定の範囲を溶接することで角形鋼管柱の角部も含めて連続した溶接作業を可能にした。実現場に適用し熟練技能者と同等の品質を確保したという。
 ロボット専用の台車も併せて開発し、別の柱へのロボットの盛り替えが簡単にできる。作業員が作業空間に侵入しないように移動式養生ハウスなどの養生設備も開発した。作業の効率化と省力化、安全性の向上を実現する。
 同ロボットには、6軸多関節型アームを組み込んだ。溶接部の開先形状に応じて溶接速度や層数などの条件を自動で計画するソフトウエアも実装している。可搬型溶接ロボットは、複雑な動きができないため各面の溶接後に端部の処理が発生し、手間がかかっていた。
 同ロボットは1月、東京都内で施工中のビルの角形鋼管柱の一部に適用した。鋼管柱のサイズは800ミリ角、25ミリ厚。同社のグループ会社である鹿島クレス(東京都港区、戸田猛社長)が溶接作業を担当した。
 今後、鹿島クレスによる実施工でロボット溶接の運用ノウハウを蓄積し、オペレーターの訓練と育成を進めていく。2020年度末に次現場での稼働を開始する予定。24年度の本格稼働を目指す。

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