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熊谷組/木造CLT複合壁の遮音性能で大臣認定取得/JIS最高性能を達成  [2020年3月26日3面]

 熊谷組は25日、木造CLT(直交集成板)複合壁の遮音性能で最高水準の大臣認定を取得したと発表した。グラスウールと上張り面材をふかし壁として設置したCLT複合壁で、低音域の共鳴透過の低減などを実現。JISによる遮音性能の評価で最高値となる「Rr-60」を達成した。同社は幅広い木造建築を手掛けていく方針で、耐火性能と遮音性能の大臣認定取得を進めている。今回の認定取得により、壁式構造の5階建て程度の共同住宅を供給できる技術を確立できたとしている。
 開発済みの木質耐火部材「断熱耐火λ(ラムダ)-WOOD」シリーズのCLT耐火壁に、ふかし壁を設置した。ふかし壁は、グラスウールと、上張り面材(普通硬質石こうボード1枚、強化石こうボード1枚)で構成。ふかし壁の背後空気層の厚さや、上張り面材を工夫することで、低音域の共鳴透過を低減させ、幅広い周波数の空気音遮断性能を高める仕様にした。乾式工法を採用することで施工合理化を図るとともに、全体の重量も軽減させている。
 大臣認定の取得に当たっては、試験体に梁を想定した木材を設置することで実際の取り合い部を再現し、効果を確認している。
 中大規模の木造建築への適用に向けた取り組みの一環となる。同社は、CLT床の1時間と2時間の耐火構造で国土交通大臣認定を取得済み。2020年内に、柱と梁の1~3時間耐火構造の大臣認定の取得も目指している。柱と梁で大臣認定を取得すれば、超高層木造建築にも対応できるようになる。

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