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仙台空港/旅客ターミナルビル大規模改修に着工/店舗エリアを2割拡張、増築棟も  [2020年3月27日6面]

増築棟の完成イメージ

2階中央物販店舗イメージ

鎌入れする妹尾代表

鍬入れする岩井社長

鋤入れする東海林支店長〈右〉と菊井局長

 仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)を運営する仙台国際空港(岩井卓也社長)は26日、旅客ターミナルビルの2階と3階を中心に大規模なリニューアル工事を実施すると発表した。飲食や物販の店舗エリアを約2割増やし、保安検査場は5レーンから9レーンに増やして手続きに費やす時間の省力化を図る。増築棟も建設し、チェックインカウンターを拡張する。同日、工事の安全祈願祭を行い、2021年度下期の全面開業を目指す。事業費は約50億円。設計は日建設計、施工は前田建設が担当。
 同空港では16年7月に民間運営に移行後、1階到着フロアのリニューアルや駐車場の拡張などを進めたほか、18年10月にはピア棟を供用し、国内線専用の搭乗デッキを4カ所増設。18年度の国内、国際線を合わせた旅客数は361万人と前年度に比べ18万人増と順調に推移してきた。
 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国際線の運航はほぼゼロに落ち込み、イベント開催の自粛要請や外出制限で国内線の旅客数も大幅に減少している。
 岩井社長は「新型コロナウイルスの感染拡大が終息すれば、国内線を中心に急速に航空需要が回復するだろう」と話し、リニューアルプロジェクトに着手することを説明。プロジェクトでは「Fast Travel」と「素晴らしい空港体験」をコンセプトに、最新の保安機器導入や店舗面積の拡大など空港機能を強化する。
 ターミナルビル(面積4万9180平方メートル)は全体の約2割に当たる9848平方メートルを改修し、新たに増築棟(1683平方メートル)を建てる。店舗エリアは2288平方メートルから2804平方メートルに広げ、保安検査場を通過後の店舗エリアは2013平方メートルと従来の10倍に増やす。国内、国際線の保安検査場を拡張し、2階と3階にある店舗エリアは保安検査場通過後に利用できるようにする。
 店舗エリアには東北の名産品や土産物をそろえ、フードコートやカフェを新設するなど買い物や飲食で搭乗までの時間を楽しめる。岩井社長は「今回のリニューアルで将来目標の旅客数550万人に向けた体制ができる」と話している。
 神事には空港会社や設計・施工関係者ら約30人が出席。日建設計の妹尾賢二執行役員クライアント・リレーション&ソリューション部門代表が鎌入れ、岩井社長が鍬入れ、前田建設の東海林茂美常務執行役員東北支店長と東急エージェンシーエリアプロジェクト局の菊井健一局長が鋤入れをそれぞれ行い、玉串をささげて工事の無事完成を祈った。

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