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大林組、東日本高速会社/防水PCaPC床版を開発/高速道路改修の工期短縮  [2020年4月2日2面]

防水性能を持つPCaPC床版の概要

 大林組は1日、東日本高速道路会社と共同で、超高強度繊維補強コンクリート(UFC)などを用いた防水性能を持つプレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)床版を開発したと発表した。現場での防水工が不要となるため、施工日数を短縮できる。高速道路リニューアルプロジェクトでの床版取り換えの工程短縮と床版の耐久性向上につなげる。
 コンクリートと防水性能を持つUFCとの複合構造になる。製造段階や供用中の荷重作用などによりひび割れが起こらないようUFCの厚さは2~5センチとしている。工場でPCaPC床版を製作し、建設現場へ運搬して設置する。舗装を浸透した雨水はUFC上で排水され、従来の防水工と同様にコンクリート内部への浸透を抑制する。接合部にもUFCを用いることで、全体の防水性を確保している。
 UFCは100年劣化しない材料で、長期にわたり床版の防水性が損なわれないという。実物大の床版切り出しモデルを用いた輪荷重走行試験により、防水性能や疲労耐久性、コンクリートとUFCとの一体性を確認している。検証では、大林組が開発したUFC「スリムクリート」を用いている。今後、高速道路リニューアルプロジェクトでの適用を検討していく。

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