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ライト工業/のり枠PCa化工法の提案強化/大幅に工期短縮、再度災害防止にも有効  [2020年4月6日3面]

スターディフレーム工法のイメージ

 ライト工業がのり枠工事の生産性向上に向け、部材のプレキャスト(PCa)化を取り入れた「スターディフレーム工法」の提案を強化している。工事で使用する資材を平地で組み立てることで、従来の機能を保持しながら大幅な工期短縮を実現する。再度災害防止が求められる場合などでも有効と見ており、設計段階から採用する事例も出てきているという。浸食防止効果が高い既存工法と組み合わせた「ハイブリッドのり面保護工」も開発済みで積極的に売り込んでいく。
 スターディフレーム工法は、十字型ののり枠を平地で組み立て、クレーンでつり上げてのり面に設置する。専用の鉄筋で同一断面での継ぎ手が可能。必要に応じて横方向や縦方向を連結させる。熟練技術者以外でも品質を確保できるよう部材構成や仕様を改善。平地での組み立てで施工効率も高まる。のり面上での作業が減るため安全確保につながる。
 目的に応じて鉄筋の配置本数は選択可能だ。従来ののり枠工と同等の場合は上と下の両方に鉄筋を配置。小規模の抑制は片側だけに減らす。緑化基礎の場合は鉄筋無しとなる。
 従来ののり面保護工は信頼性が高く、広く普及している一方で、マンパワーに依存していることが課題となっていた。集中豪雨など災害の激甚化も懸念されている中で、着実な施工が求められる状況もあり、生産性向上が必要と判断した。
 ハイブリッドのり面保護工は、スターディフレーム工法と、遮水性能が高いモルタル吹き付け工と植生工を融合させた「マルチのり面工法」とを組み合わせた技術。縦梁で土圧を受け持ち、横梁を無くすことで、枠内からの土砂流出防止につなげる。工期短縮や維持管理費の低減効果が期待できるという。全面緑化なども可能で、変化に富んだのり面緑化がデザインできるとしている。

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