BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・132/樋口一希/GAテクノロジーズのオンライン内覧  [2020年4月9日]

オンライン内覧のイメージ=物件全体の3次元空間イメージをあらゆる角度から立体的に閲覧できる「ドールハウスビュー」

 不動産テック総合ブランド「RENOSY(リノシー)」を運営するGA technologies(GAテクノロジーズ)は、新型コロナウイルス感染拡大による不動産取引の非対面需要を受け、不動産取引のオンライン化の一環として3次元ウオークスルー画像によるオンライン内覧コンテンツを強化、Modern Standard(モダンスタンダード)社の運営する高級賃貸サイト「モダンスタンダード」より提供を開始した。

 □コロナウイルスによる非対面取引の需要を受けて3次元を活用したオンライン内覧を強化□

 GAテクノロジーズグループでは「不動産取引を1クリックで」をコンセプトに投資用不動産売買を中心にオンライン面談や不動産の売買契約書の電子化、「ITを活用した重要事項説明等に係る社会実験」への参画、ローンの申し込み・審査手続きのオンライン化など不動産取引の電子化・非対面化に業界に先行して取り組んできた。
 2月から居住用不動産取引分野においても、高級賃貸サイト「モダンスタンダード」の一部取り扱い物件から3次元ウオークスルー画像を活用したオンライン内覧機能の実装を開始。これまでの実績では、オンライン内覧導入によって物件ページの閲覧時間が平均で2倍(最大で4倍)に増加したといった結果も認められた。それらの背景から新型コロナウイルス感染症の影響による非対面取引の需要を受け、3次元を活用したオンライン内覧をグループ全体で強化していくこととなった。

 □立体的な高解像度画像により歩いているかのように閲覧できる「インサイトビュー」体感□

 3次元ウオークスルー画像による内覧体験をオンラインで実現、CG家具を配置した物件イメージ画像の掲載も実験的にスタートしている。CG家具の配置では、よりリアルに物件の魅力を入居検討者に伝えるため、実写撮影した画像内にCG家具を配置してインテリアコーディネートを施す演出表現も一部物件から実験的に始めている。
 Matterport(マターポート)(※)の3次元スキャンカメラで空間データを収集+モデリング化することで、立体的な高解像度画像により、まるで物件内を歩いているかのように閲覧できる「インサイトビュー」が体感できる。加えて物件全体を間取り図のように真上から閲覧できる「フロアプランビュー」、物件全体の3次元空間イメージをあらゆる角度から立体的に閲覧できる「ドールハウスビュー」、物件に行かずとも採寸できる「測定モード」など様々な視点で物件を内覧できる機能を高級賃貸サイト「モダンスタンダード」内の各物件ページで提供している。
 ※Matterport=サンフランシスコにあるベンチャー企業。4K3次元対応カメラによる画像自動合成処理クラウドサービスなどを提供している。

 □デジタル技術で生活をより良いものへと変革するデジタルトランスフォーメーション推進□

 高級賃貸サイト「モダンスタンダード」から実装を開始したが、今後は「RENOSY」の展開する各種不動産サービスでも3次元を活用したオンライン内覧の展開を予定している。
 長期にわたりアナログな業界といわれていた不動産業界は、煩雑な業務プロセスやユーザー利便性の低いサービスが指摘されていた。GAテクノロジーズではこれらの課題にいち早く向き合い、社内外に対してデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革するデジタルトランスフォーメーションを推進している。今後も経営理念である「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を。」の下、時代の変化に即したより良い不動産体験を提供していくとのことだ。
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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