BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・133/樋口一希/CADライセンスシェアリング機能  [2020年4月16日]

CADライセンスシェアリングのイメージ

 ダイキン工業は、NYKシステムズの建築設備CAD「Rebro」にダイキン独自のCADライセンスシェアリング機能を搭載した「Rebro D(レブロディー)」を開発し、販売を開始した。

 □建築設備CAD「Rebro」の基本性能はそのままにCADライセンスシェアリング機能を追加□

 建築設備分野の設計や施工においても建物の3次元モデルを構築し、構造や設置物、コストや仕上げなどのあらゆるデータを一元管理するBIMが主流となっており、設計支援ツールであるCADにおいてもBIM対応の機能が求められている。
 「Rebro D」はBIMとの連携に優れたNYKシステムズの建築設備CAD「Rebro」の基本性能はそのままに、CADライセンスシェアリング機能を追加することにより、一つのライセンスを複数人で使うことが可能になったソフトウエア。契約数を超過して使用した時間に応じて課金されるシステムのため、CADの使用者全員分ではなく、最低限のライセンス数で契約すれば使用ができるので運用コストの最適化が図れる。
 加えて建築設備設計における空調関連の計算、選定、資料作成業務を自動化するダイキンのクラウド型空調設計支援システム「DK-BIM」と連携することで配管の選定や騒音計算が可能で空調設計の効率化を実現する。

 □CADライセンスシェアリング機能を利用+複数人のライセンス共有で運用コストを下げる□

 最低限のライセンス数で契約すれば、契約数を超過しても同時に使用した時間に対して1時間あたり440円(税込み)が課金される仕組みによって一つのライセンスを複数人で使うことが可能だ。
 建築工事の工程や安全を管理する現場代理人の平均的な図面作業時間は、全仕事時間内の約2~3割とされており、現場ごとの工期の違いを前提にすれば、各現場代理人の図面作業時間が重複することは少ないと考えられる。そのためCADのライセンスを個々に専有するのではなく、CADライセンスシェアリング機能を利用して複数人でライセンスを共有することで、運用コストを下げることができる。
 クラウド型空調設計支援システム「DK-BIM」で選定した空調機器情報を「Rebro D」が読み込み、3次元モデル上に空調機器を自動配置することが可能だ。「Rebro D」で作図された冷媒配管の情報を「DK-BIM」が取り込み、自動で配管サイズを選定して「Rebro D」上に反映できるとともに、「Rebro D」上の室外機や防音壁、受音点の情報を「DK-BIM」が取得して騒音計算を実施、計算書の出力もできる。
 ◇「Rebro D」=148万5000円(税込み)

 □設計・施工から維持管理・改修計画までの業務効率化に貢献している建築設備CAD「Rebro」□

 NYKシステムズの建築設備CAD「Rebro」は、シンプルで直感的なインターフェイスと高機能な3次元エンジンを搭載した設備CADだ。設計から施工はもちろんのこと、企画・計画や維持管理、改修計画まで幅広い分野における業務効率化に貢献している。
 建築生産プロセスの早期にBIM総合図(属性情報を持った3次元モデル)を構築することによって、施主と設計者、設計者と施工者、建築(意匠・構造)と設備など物件に携わる関係者間で、正確で素早い合意形成を図ることができる。特に設備においては躯体と設備の干渉や施工手順の問題点が明らかになり、手戻りを減らすことも可能だ。
 3次元モデルによって平面・断面が常に連動し、1カ所に加えられた修正は瞬時に関連データに反映される。BIM総合図から必要に応じて空調図面や衛生図面、スリーブ図など任意の図面情報を取り出すことができるのも便利だ。
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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