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五洋建設ら/地盤改良の可視化ツールを開発/施工管理情報をCIMで統合  [2020年5月21日3面]

品質試験結果の3Dモデル化のイメージ

 五洋建設と伊藤忠テクノソリューションズ(東京都千代田区、菊地哲社長)は、地盤情報を3Dのように統合・可視化できるツールを開発した。既設構造物などのCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)のモデルに地盤改良の施工管理情報を統合するもの。サンドコンパクションパイル工法(SCP工法)や静的圧入締固め工法(CPG工法)、深層混合処理工法(CDM工法)など多様な地盤改良工事へ適用が可能で、地盤改良工事の「見える化」により、品質向上につなげる。
 開発した「Gi-CIM」(グラウンド・インプルーブメント-CIM)は、表計算ソフトのエクセルに設計・施工情報を入力することで地盤改良の3Dモデル化が可能となる。施工管理記録や品質検査の結果などの属性情報をCIMで管理できる点も特徴だ。サウンディング試験や物理探査などの品質試験結果も3Dモデルに統合できる。
 曲がり削孔式浸透固化処理工法を用いた地盤改良工事に導入し、効果を検証した。削孔と既設構造物の干渉を工事関係者間で共有することでトラブルを回避するなどフロントローディングの推進につながり、安全性と施工精度が向上したという。施工実績と品質検査結果を3Dモデル上で統合して施工品質の適合性を証明するなど品質の信頼性向上にも寄与した。通常の施工管理と同等の作業負荷で、外注などに頼らずに円滑に運用できることも確認した。

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