論説・コラム

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回転窓/悩ましさを乗り越えて  [2020年5月22日1面]

 政府が21日、大阪など関西3府県を対象に新型コロナウイルスの緊急事態宣言を解除した。景気の低迷が懸念される中、解除地域が広がる状況に安堵(あんど)している人も多かろう▼だが、東京など1都3県と北海道は宣言が継続中。解除地域も以前の生活が戻るわけではない。当面の間は、3密(密閉・密集・密接)の回避などが引き続き求められる▼建設現場での対応も依然悩ましいところだ。国土交通省のガイドラインでは、現場の状況に応じて入退場時間をずらすことや、現場へ移動時の相乗りを可能な限り避けることなどが掲げられた▼こうした対応は効率性を下げたり、コストを増やしたりする側面がある。不要不急の現場見学会を控えることも盛り込まれており、今夏の子ども向け見学会を見送る動きも出てきた。宣言の終了後も、治療法が確立されるなど安全・安心が担保できるまでガイドラインは適用される▼現場運営も担い手確保に向けた動きも、こうした条件を前提に工夫して取り組むほかない。制約があるからこそ、新たなアイデアが生まれることもある。変革へのチャンスと思って前進していきたい。

コメント

  • 匿名 より:

    コストばかりが前面に。総額は変わらないからまた下請けいじめが始まるのかな。

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