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新菱冷熱工業/換気見直し提案チームを編成/気流可視化シミュレーションなど駆使  [2020年5月22日3面]

CFDでの気流再現イメージ

 新菱冷熱工業は、新型コロナウイルス対策の取り組み強化に向け、地域の基幹病院や医療施設などを中心に、換気システムの見直しを積極的に提案する。新型コロナの知識を持つ営業と設計担当者らで「換気見直しチーム」を編成。室内の換気の状態を高精度に再現可能な数値流体シミュレーション(CFD)技術や室圧制御システム構築技術などを用いて、より安全な院内環境づくりに貢献していく。緊急事態宣言が解除された地域から提案活動を始める。
 見直しに当たり、まずCFDで現状の換気の状態を再現し、院内空気の「よどみ」を見つけるとともに、風の流れを明らかにする。CFDは、エアロゾル粒子の濃度分布のシミュレーションも可能で、空気中の病原体の挙動も再現できるという。シミュレーション結果を踏まえ、より安定的に空気を入れ替えるリニューアル計画を提案していく。
 室圧制御技術は、室内の気圧を調整して汚染物質の流入や流出を防止するもの。室圧計算プログラムで複雑な制御機器の動作を予測することで、安定性の高い室圧制御システムの調整をスムーズに行うことができる。
 このほかの感染症対策装置・技術も取り入れたトータルプランニングも提案していく。チームの全担当者は、新型コロナウイルスの感染経路や、空調設備と新型コロナウイルスの関係などを事前に学んだ上で、対応に当たる。

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