技術・商品

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

フォトラクション/現場雑務支援サービス開始/AIとオペレーター確認を組み合わせ  [2020年5月28日3面]

クラウドサービスのイメージ

 建設現場の生産支援クラウドサービスを展開するフォトラクション(東京都中央区、中島貴春代表取締役兼最高経営責任者〈CEO〉)は、人工知能(AI)を活用することで建設現場の雑務を効率よく手掛ける外注サービスを、6月から開始する。各種書類のデータ化や積算に必要な数量拾いなどを想定。建設業に特化したAIエンジンによる作業の自動化とオペレーターによる確認を組み合わせて、効率的に業務をこなす点が特徴。委託元の企業ごとにAIが学習する仕組みを取り入れ、作業精度や作業速度も高めていく。
 開始する建設BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業「Photoruction Eye(フォトラクション・アイ)」は、同社が展開している建設現場の生産支援サービス「フォトラクション」のオプションとして展開する。フォトラクションは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や現場で撮影した写真、検査データ、工程などを網羅的に管理できるサービスで、外注業務はフォトラクションを介して実施する。
 対象業務は▽工事写真台帳作成▽書類のデータ化▽配筋検査の場所などを記した帳票の作成▽積算情報の設定-などを想定している。例えば配筋検査の検査帳票であれば、検査頻度などの条件を提示し、図面をフォトラクションにアップロードすれば、同社が検査場所や該当箇所で用いる帳票を作成し、委託元のフォトラクション上にデータを送るイメージだ。検査内容が手書きで記された黒板の情報をデジタルデータ化したり、面積や所定の材料の数量を拾ったりするような定型業務で有効と見ている。委託元特有の事情も踏まえてAIが作業内容を学習しノウハウを蓄積することで、オペレーターが行う作業を徐々に減らしていき、生産性を高めていくという。
 一定量の作業に対応したチケットを複数枚購入してもらい、業務を行ったらチケットで精算するやり方を採用。業務量が多い場合は追加で購入し、業務がない場合は翌日以降に繰り越せるようにする。
 中島代表取締役は、体制を強化しつつ対応できる業務の幅を広げていく方針で、「建設業の人手不足対策に貢献していきたい」と話している。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。