工事・計画

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岩手県葛巻町/新庁舎設計見直し/工事契約解除、20年内に施工者再選定  [2020年6月1日6面]

当初想定していた新庁舎の完成イメージ

 岩手県葛巻町は役場新庁舎の工事請負契約を解除し、設計を大幅に見直す。当初想定より固い岩盤が見つかったため。312席の多目的ホールを設ける予定だった地下1階部分の建設を止め、新たに地上階部分を増床し同規模の多目的ホールを確保する。年内に改めて建築工事と電気設備工事の施工者を決める指名競争入札を行う。12月の町議会定例会で承認された後、工事に再着手する。完成は当初の2022年10月から1年程度遅れる見通しだ。
 建設地は現庁舎(葛巻)に隣接していた旧葛巻病院と老人ホームの跡地と現庁舎の一部敷地内。当初はSRC造地下1階地上5階建て延べ7525平方メートルの規模を計画し、総事業費として40億円程度を見込んでいた。設計は三菱地所設計・中居敬一都市建築設計(盛岡市)JVが担当。昨年10月に指名競争入札を行い、建築工事の施工者を日本住宅(同)、電気設備工事を北日本通信(同)に選定し、昨年12月から先行して建築工事を進めていた。
 町によると、工事を中断したのは着工後に地下6メートルと同100メートルの地点で想定よりも固い岩盤が見つかったため。そこで新庁舎の設計を大幅に見直し、312席の多目的ホールを設ける予定だった地下1階部分の建設を中止した。設計の見直しは5階建てのまま地上階部分を増床し、新たに同規模の多目的ホールを整備する方針。建物全体の構造はRCに見直す予定だ。
 設計見直し後も延べ床面積や総事業費は現在と同程度に抑えたい考えだ。

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