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戸田建設、西松建設/低炭素型コンクリで性能証明取得/CO2を65%削減  [2020年6月2日3面]

 戸田建設と西松建設は、セメント質量の70%を高炉スラグ微粉末に置換した低炭素型コンクリート「スラグリート」の技術性能証明を取得した。製鉄所の副産物である高炉スラグ微粉末をセメントの代替材料に活用、普通コンクリートと比べて二酸化炭素(CO2)排出量が約65%削減できる。性能証明の取得を契機に、建設分野での適用をさらに進めていく予定だ。
 技術性能証明は日本建築総合試験所から取得した。コンクリート製造時のCO2排出量は、コンクリート材料のうちセメントの使用量に起因する要素が大半を占めている。セメントの利用を削減することでCO2が低減できる。
 スラグリートの断熱温度上昇量は、普通ポルトランドセメントや混合セメントである高炉セメントB種を用いた配合より小さい。中庸熱ポルトランドセメントを用いた配合と同等以下になるという。このため、スラグリートを使用したマスコンクリートは、普通ポルトランドセメントなどよりも温度ひび割れの低減効果が期待できる。
 流動性や圧送性などの性状は、一般的な生コンクリートと大きな違いがない。生コン工場から出荷した製品をアジテータ車で運搬し、現場到着時のスランプ、空気量などの品質を規定の範囲内で制御することが可能としている。
 戸田建設の新本社ビル建設工事を含め、土木、建築両分野の構造物を対象に、これまで以上に積極的に普及・展開を図る。

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