工事・計画

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都市機構、東京メトロ/日比谷線・虎ノ門ヒルズ駅公開/56年ぶり新駅、6月6日開業  [2020年6月3日4面]

開業間近の虎ノ門ヒルズ駅ホーム

工事が続く地下2階のコンコース

 都市再生機構と東京メトロは2日、東京都港区に整備している日比谷線虎ノ門ヒルズ駅を報道陣に公開した。6日に開業する。開業後も工事を継続し、2023年には隣接する再開発ビルに接続。銀座線虎ノ門駅との乗り換えが可能になる。日比谷線が1964年に全線開業してから56年ぶりの新駅、22番目の停車駅となる。
 新駅の所在地は虎ノ門1丁目。駅整備の事業主体は都市機構で、設計・工事を東京メトロに委託した。施工は土木工事を鹿島・大林組JV、建築工事は地下を同JV、地上を大和リースとフジタが担当している。16年2月に着工した。総工費は約360億円を見込んでいる。
 駅は地下2階までの2層構造。開業時は地下1階が2面のホーム、改札階となる。1番線(中目黒方面)と2番線(北千住方面)をつなぐ地下通路も建設中。23年の再開発ビルとの接続時に改札を地下2階コンコースに移す。地下1階の施工には開削工法を採用。土留め壁を設けて掘削した。ホームの幅は中目黒方面が最大約8メートル、北千住方面は約4メートル。現在は地下約13メートルでコンコースの工事を実施中。アンダーピニング工法を用い、日比谷線の荷重を受けながら掘削してきた。
 取材に応じた都市機構の櫻井邦夫東日本都市再生本部都心業務部担当部長は「東京メトロのノウハウを生かし、街と地下鉄が支え合う都市を目指したい」と語った。東京メトロの廣元勝志改良建設部第二工事事務所所長は「地域の方により喜んでいただける駅にしたい」と意欲を示した。
 新駅は特定都市再生緊急整備地域に位置する。東京・虎ノ門は国際的なビジネス・交流拠点として交通結節機能も強化される。新駅は地下通路で都心と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)の発着拠点につながる。地下で新駅から周辺の再開発ビルにアクセス可能な歩行者ネットワークが形成される。周辺は大型再開発事業が進行中。新駅整備は街づくりとの調整を担うため、都市機構が事業主体となった。新駅の設計・施工は東京メトロが受託した。地下鉄駅の整備で都市機構と東京メトロが協力したのは初めてという。

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