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大林組/構造設計BIMデータと鉄骨用BIMソフトを連携/デジタルのまま承認  [2020年6月5日3面]

データ連携とデジタル承認のイメージ

 大林組は、構造設計用BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)のデジタルデータを複数の主要な鉄骨用BIMソフトと連携する手法を確立した。鉄骨用BIMソフトで作成した鉄骨詳細BIMモデルを、工事監理者や施工者がデジタルデータのまま承認する仕組みも実用化した。効率性向上とケアレスミス防止につなげる。鉄骨以外でも取り組みを進める方針で、専門チームを立ち上げた。
 構造設計用BIMモデルと鉄骨用BIMソフト間で連携ルールとパラメーターの共通化を図り、実現した。各種の鉄骨用BIMソフトが自動的に構造設計のデジタルデータを読み込み再現できる。どの鉄骨製作会社のソフトにも対応できるという。
 通り芯や部材(断面・仕様)、配置のほか、継ぎ手や大梁のハンチ、スラブといった構造情報や、部材が持つ仕上げ情報などのデジタルデータが伝達可能。あらかじめ鉄骨の納まり基準やモデリングの要領を決定しておくことで、各鉄骨製作会社のルールに沿った精度の高い鉄骨BIMモデルが短時間で構築できるため、検討の早期開始も可能となる。
 各種情報は、図面を用いることなくデジタルデータそのもので承認される。従来の手法と比較して作業にかかる労力を約60%削減できるという。複数のプロジェクトに適用済み。設計施工案件で標準運用していく。
 今後の展開を見据え、本社デジタル推進室iPDセンター内に構造専門チームを設置した。構造設計と建築生産分野の技術者で構成しており、データ連携とデジタル承認領域の拡大を担う。RC造など鉄筋工事に関わるデータ連携とBIMモデルの承認にも取り組む。

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