論説・コラム

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回転窓/のど元過ぎれば…  [2020年6月9日1面]

 スーパーに行くとバターの品薄状態が目に付く。乳業メーカーは増産体制を敷いているようだが、需要増に追い付かないようだ▼総務省は先週、4月の家計調査結果を発表した。1世帯(2人以上)当たりの消費支出は26万7922円となり、前年同月に比べて11・1%も減少した。新型コロナウイルスの流行で外出自粛が広がった影響という▼支出の減少が大きかったのはレジャー費用や外出先での飲酒代、鉄道運賃など。飲酒代は90・3%減、鉄道運賃も89・9%減となり、遊園地や文化施設の入場料などが分類されるレジャー費用の減少率は軒並み9割を超えた。在宅時間が増えたことで“巣ごもり”のお金は増え、光熱水費や食料費が伸びた。バターの品薄は家庭でのお菓子作りが原因という▼マスクを含む保健用消費品の支出は前年同月に比べ約2・2倍の大幅増に。50枚入りの使い捨てマスクが3000円以上していた時期だけに支出増は仕方ないところか▼第2波到来を危惧する声は絶えない。朝の通勤電車が日ごとに混雑してくる状況も気にはなる。「のど元過ぎれば熱さを忘れる」にならぬよう、気を付けねば。

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