論説・コラム

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回転窓/夏の新しい生活様式  [2020年6月15日1面]

 近所の小学校でようやく入学式が開かれた。「練習できた入学式の経験は貴重かもしれませんね」。感染症の不安もあって張り詰めた雰囲気を和まそうと、校長が明るくあいさつしていた▼参加を親に限り、検温とマスクの着用を義務付けた。在校生は新入生がくぐるアーチを持つ6年生の十数人だけ。様相が一変した式典だったが、晴れの日を迎えられた1年生には思い出に残る出来事になったはず▼建設現場も様変わりした。朝礼の参加者を絞り、密集・密閉・密接を回避した作業が続く。従業員の距離を確保しようと、ある建設会社は本社の隣に仮設事務所を設けた▼現場は熱中症への備えも進む。体内に熱をこもらせてしまいかねないマスクに代えて、顔や口を覆うフェースカバリングやマウスシールドを導入する建設会社が目立つ。素材を工夫した冷感マスクも注目だ▼日常を取り戻しつつある学校だが、運動会の予定を変更する可能性があるそうだ。学校も職場も感染症との共存を避けて通ることはできないだろう。梅雨の降雨が水不足にならない程度で済むよう祈りつつ、夏の新しい過ごし方に目を向けはじめよう。

コメント

  • 匿名 より:

    別に今までのやり方を続けなければいけないこともあるまい。PCが普及すれば一般化し、携帯電話がでればそれなりに、スマホがでればそれを活用しーと社会は出てくるものにあわせて変化してきているではないか。そこまで大騒ぎするか?

  • かなぶん より:

    フェイスシールドつけて歌舞伎町や銀座で接待ー。これがスタンダードになった時、人間の心の距離はどうなるんだろう。日常に密着のない国ってニホンくらいだとヤマザキマリ氏が書いていた。他者と触れることでストレスが軽減されるのは医学的に証明されている。どんどん人と人が離れると殺伐とした社会になるのではないだろうか。感染症との共存。それが人と人を遠ざけることにならなきゃいいなあと思う。

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