BIMのその先を目指して

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BIMのその先を目指して・140/樋口一希/建設現場向けウエアラブルカメラ  [2020年6月18日]

MET-EYE(メットアイ)

 エコモット(本社・札幌市)は、ヘルメット装着型ウエアラブルカメラ「MET-EYE(メットアイ)MEE-300-L」の提供を開始した。ヘルメットに装着した小型カメラから送られる作業者目線のリアルタイム映像をモバイルネットワーク経由で遠隔地から閲覧可能とする。

 □現場作業の邪魔にならない装着方法を採用して作業者の負荷とならない利用環境を実現□

 メットアイは、4G LTEネットワークを利用、カメラ装着者と管理者側との間で映像による視点共有をしながら、遅延の少ない双方向音声通話によるコミュニケーションを可能としている。視界や重量の面で現場作業の邪魔にならない装着方法を採用、一切の本体操作を必要としないシンプルな設計としたことで、作業者の負荷とならない利用環境を実現している。
 技術的に未熟な新規就業者の作業行程を熟練者が同じ目線で監督することによって、的確な作業指示や安全指導を行うことが可能となり、新規就業者が技術を習得する際の効率・安全性・生産性の向上が期待される。当初は土木建設市場を中心としてレンタルでの提供を行い、初年度出荷数は2000台を見込んでいる。

 □通信機能内蔵で動作安定性と低遅延を実現+映像はクラウドサーバーに常時保存される□

 ウエアラブルカメラでは従来、Wi-Fiルーターなどのネットワークゲートウェイとカメラ部を分離した機器構成が一般的であり、通信接続のトラブルや映像・音声の遅延など、通信品質の低下を招く要因となっていた。メットアイは本体にSIMスロットを内蔵し機器単体で通信を行うことにより、安定した動作と遅延の少ない、より自然なコミュニケーションが可能となっている。
 クラウド常時録画、ローカル環境へのダウンロードも可能となっている。メットアイから送られた映像はクラウドサーバーに常時保存されるのでPCなどのローカル環境にダウンロードすることができる。撮影した映像は作業記録としての活用や作業者目線での技術研修用素材としても利用することが可能だ。

 □i-Constructionの考え方に準拠した商品・サービスとしてメットアイを企画・開発□

 建設業の就業者数は漸減を続けており、人口減少社会の到来を受けて、土木建設市場の担い手不足や技術継承の問題が顕在化している。それらの課題をICTによる生産性向上によって解決していく「i-Construction」の考え方に準拠した商品・サービスとしてメットアイの企画・開発を行っている。
 《本体仕様》
 ▽通信方式=LTE(docomo MVNO)▽電源・電圧=DC+5V±0・2V(最大3A)▽消費電力=最大15W▽使用温度範囲=0~40度▽使用湿度範囲=10~30%RH・結露しないこと▽外形寸法=W80×D165×H40mm▽質量=約440g(カメラ・ヘッドセット・コード・コネクタ部は含まず)
 《カメラ仕様》
 ▽インターフェイス=USB2・0 UVC(USB Video Class1・0対応)▽電源=SV最大300mA(TYP)▽映像デバイス(サイズ)=1/2インチ▽映像デバイス(方式)=カラーCMOS▽映像デバイス(画素数)=100万画素▽レンズ(F値)=2・4▽レンズ(画角)=水平110度・垂直70度▽レンズ(撮影範囲)=40cm~∞▽画像サイズ=HD1280×720、VGA相当640×360▽防水等級=IP×5準拠(カメラ本体)▽外形寸法=W91×D61×H46mm、コード長1・5m▽質量=約50g(コード・コネクタ部は含まず)
 〈アーキネットジャパン事務局〉(毎週木曜日掲載)

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