論説・コラム

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回転窓/交流から笑顔を  [2020年6月19日1面]

 宮城県南三陸町の宿泊施設らが「未来の交流券」を販売している。新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けた観光産業。安心して訪問できる状態になった時点で利用できる先行予約という位置付けだ▼東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた南三陸町。復興が進みようやく観光が勢いを増すタイミングでコロナ禍がブレーキを掛けた▼「支えていただいた方々との交流、それにより育まれてきたまちの人々の笑顔が、いかにかけがえのないことかを改めて感じる日々」。公式ホームページで町の関係者が思いをつづっている▼観光庁がまとめた2020年版の観光白書によると、19年の訪日外国人旅行者数は2年続けて3000万人を突破した。だが2月以降は激減。5月の訪日外国人数は前年同月比99・9%減の1700人に。国内旅行も不振を極める▼政府は19日から首都圏や北海道を含め、都道府県をまたぐ移動の自粛を緩和する。未来の交流券も7月10日から利用可能になる予定。感染予防対策に万全を期しながら、観光地での交流が再び活発化し、多くの地域に笑顔があふれることを願わずにはいられない。

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