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凜/大成建設技術センター社会基盤技術研究部材工研究室PT・鈴木三馨さん  [2020年6月22日12面]

鈴木三馨さん

 ◇不可能を可能にするやりがい
 研究職をメインに経験を積み、今は建設用3Dプリンターを活用した技術開発を担当する。人が乗っても大丈夫なPC(プレストレストコンクリート)橋を3Dプリンターで試作。これまでは難しかった軽量で高強度な構造体が出来上がり、「不可能を可能にする仕事にやりがいを感じた」。
 大学と大学院で土木工学を専攻。ゼネコンへの就職を考えたのは、在学中の現場見学で「ダイナミックに土木構造物を造り上げる様子が魅力的だった」のがきっかけだった。インターンシップ(就業体験)で現在の職場を訪れ、社員が自由に質問し合って研究する姿に共感した。
 社会人になって16年目、後輩を指導する機会も増えた。技術者、研究者として経験を積み、キャリアアップを図るには「目的を明確に伝え、方法を自分で考えてもらう」ことが大切だと考えている。研究開発は関係者の協力と連携が不可欠。コミュニケーションがとりやすい環境づくりに腐心する。自分が心を引かれた職場の雰囲気をこれからも残したい。胸に秘めた正直な思いだ。
 座右の銘は「温故知新」。土木学会の委員を務めた時、「土木偉人かるた」の製作を担当した。先人の功績を調べる中で自らが携わる仕事の重要性を再認識した。「この分野は鈴木に聞けば間違いない」と言われる研究者になるのが今の目標だ。(すずき・みか)

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