論説・コラム

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回転窓/休暇をもっと取ろう  [2020年6月24日1面]

 フランスが2週間の有給休暇制度(バカンス法)を導入したのは1936年。大恐慌で国内経済が大打撃を受け、2桁の失業率にあえいでいた時のことだ▼当時のブルム首班内閣は経済の活性化と失業率の改善を狙い、大胆にも同法を制定する。1980年代には有給休暇を25日間に拡大。多くの人がバカンスを楽しむようになる。観光振興が目的だったと言われるが、避暑地への移動で高速道路なども整備され、経済活動は活発化した▼長期休暇制度が浸透した背景にはフランス人の気質によるところが大きい。仕事はあくまで人生の一部。仕事以外のことを楽しみ、自分に刺激を与える時間を持つのは当然の権利と考える人が多かったからだろう▼21日に内閣府がコロナ禍で生活意識や行動が変わったかを約1万人に調査した結果をまとめた。テレワーク経験者の3人に2人は「仕事より生活を重視したい」と意識を変え、4人に1人が地方移住への関心を高めたという▼昨年4月に施行された改正労働基準法では年次有給休暇の5日取得を義務付けた。対応に四苦八苦する建設企業は多い。休暇を取れる仕組み作りがぜひ必要だ。

コメント

  • 匿名 より:

    フランスのワークスタイルを手本にしてよいかどうかは(フランスの経済状態を含めて)慎重に検討すべきでは。

  • 匿名 より:

    高齢になっても生きがいを求め恋愛を謳歌しボランティアにいそしむフランス人と同じにはならないなあ、きっと。どちらがいいのかはわからない。が、休暇は取れるにこしたことがない。休むと怠け者みたいに言われるしね。同調圧力がめんどくさい国民性ではある。

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