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国交省/営繕工事でCCUS推奨モデル実施へ/20年度は全国で10件程度試行  [2020年6月29日1面]

 国土交通省は直轄営繕工事で建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用するモデル工事の実施要領を策定した。活用目標の達成状況に応じて工事成績評定で加点する「CCUS活用推奨モデル営繕工事」を、受注者希望方式で試行する。
 2020年度は発注予定を踏まえながら全国で10件程度実施する。7月1日以降、入札手続きを開始する工事を対象に適用する。
 国交省はCCUSの普及・活用に向けた官民施策パッケージに、新たなモデル工事の試行も盛り込んだ。20年度は直轄の一般土木工事(WTO政府調達協定対象)を対象に、発注者指定で「CCUS義務化モデル工事」、受注者希望で「CCUS活用推奨モデル工事」を試行する。こうした状況を受け国交省官房官庁営繕部は、営繕工事を対象にモデル工事を試行する。
 CCUS活用推奨モデル営繕工事では、入札説明書や現場説明書などに試行の対象工事であることを明記。工事着手前に、CCUSの活用に取り組むかどうかを受発注者で協議した上で受注者が希望する場合、CCUSの現場登録とカードリーダーを設置する。設置費用や現場利用料(カードタッチ費用)は受注者が負担する。
 工事期間中に▽平均登録事業者率70%▽平均登録技能者率50%▽平均就業履歴蓄積率(カードタッチ率)30%-の三つの目標基準をすべてを達成すると、工事成績評定で1点加点。平均登録技能者率が70%以上の場合はさらに1点加える。
 目標が一つでも最低基準(平均登録事業者率50%、平均登録技能者率30%、平均就業履歴蓄積率20%)に達しない場合、受注者は未達成の項目や要因、改善策などを工事完成検査終了後14日以内に発注者へ報告する。
 「建設キャリアアップシステム活用推奨モデル営繕工事の試行について」と題する文書を、25日付で各地方整備局や北海道開発局などに通知。20年度は全国で10件程度を試行する。

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