論説・コラム

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回転窓/秘密も今は昔  [2020年6月30日1面]

 自らの身分を隠し、秘密裏に敵や競争相手の機密情報を入手する。映画でおなじみのスパイもどうやら人材難にあえいでいるようだ▼時事通信によると、米中央情報局(CIA)が人材獲得の幅を広げるため、動画配信サイトで求人広告を公開したそうだ。映画さながらの映像が流れた後、「CIAでキャリアをスタートさせれば、国のために想像以上のことができる」と呼び掛ける▼スパイは正体を明かさず、隠密行動のはずなのに…。こうした考え方は世界的にヒットしたあの映画やこの映画に影響されすぎているのか。勧誘といった従来の方法だけに頼っていても優秀な人材は確保できないのだろう▼企業や行政機関にとって、組織の将来を担う人材をどう確保するかは最重要課題の一つ。旧来型の方法にこだわっていても良い成果が得られない。結果的にそうなってしまったのかもしれないが、採用面接にテレビ会議システムを使うことが急速に広まったのは好例ともいえる▼気になるCIAの求人広告。さすがに「何が起こっても当局は一切関知しない」という注意事項はないだろうが、給与や待遇は教えてもらえるのか。

コメント

  • 匿名 より:

    CIAは米国国内の活動はできないと聞いた事がある。日本でも外務省に入省しておきながら外国に行くのはイヤと言う若者が増えてる。地球規模で高齢化が進み若年はリスクをとりたがらない。人材の本質を考え直す時代なのか。企業や国家に対する忠誠心的なものはもう期待できないのかもしれない。今回のコロナ騒動で国家には心底ガッカリしたけれど。

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