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日本設計・篠崎淳次期社長が会見/「飛躍への土壌つくる」/将来ビジョン策定へ  [2020年7月3日1面]

篠崎次期社長(手前)と千鳥社長

 10月1日付で日本設計の社長に昇格する篠崎淳取締役兼常務執行役員が1日に東京都内で会見した。新型コロナウイルスの流行など社会・経済環境が大きく変わりつつある状況での就任を踏まえ、篠崎次期社長は「新しい日本設計になるための土壌づくりにまい進する」考えを表明。2021年10月にスタートする中期経営計画の策定に向け、社長就任に合わせて骨格となる将来ビジョンをまとめる方針だ。千鳥義典社長は代表権のない会長に就く。
 篠崎次期社長はコロナ禍に加え、頻発する大規模な水害など「変動するシナリオの量が多い」と指摘。建築や都市に対する価値観が「劇的に変化している」状況にある中で千鳥社長からバトンを引き継ぎ、「日本設計をさらに飛躍させるため土壌づくりに力を注ぐ」考えを示した。時代の変化に適応できる柔軟な経営を目指し、中期計画を立案する上で欠かせない将来ビジョンをまとめる。得意とする都市開発事業に軸足を置きながら、建築設計以外の業務領域にも目を向ける。
 ニーズの高まりを見せるPM(プロジェクトマネジメント)や建築物のコンバージョンなどにも引き続き注力。さらなる収益の多様化を狙う。段階的に組織強化を図り、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用もアクセルを踏み込む。
 会見に同席した千鳥社長は「先端技術に知見もある。虎ノ門ヒルズの設計をはじめ当社のトップデザイナー」と篠崎氏を評価。豊富な知見と経験を生かし「新しい日本設計を作ってもらいたい」と期待した。
 篠崎 淳氏(しのざき・じゅん)1988年早稲田大学大学院卒、日本設計入社。2003年チーフアーキテクト、06年プリンシパルデザイナー、10年代表アーキテクト、15年執行役員フェロー、19年取締役兼常務執行役員設計担当。東京都出身、57歳。

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