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東急建設/シンガポールのBIM設備設計会社を傘下に/設計BIM対応力強化  [2020年7月9日3面]

株式取得の合意について契約を交わす東急建設の寺田光宏社長(手前)とカール・ステファン・ゲイ経営責任者

 東急建設がシンガポールのBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)設備設計会社、インドシン・エンジニアリング(IES社、カール・ステファン・ゲイ創業者兼経営責任者)を傘下に収める。東急建設がIES社の株式を100%取得することで合意した。株式の取得・譲渡は10月を予定している。IES社は2015年10月の設立でベトナムとオーストラリアに子会社がある。東急建設はIES社を傘下に収めることで設計BIMの対応力を強化する。
 IES社の子会社のうちインドシン・エンジニアリング・ベトナム(IEV社)の主な事業内容は、BIMによる設備設計や構造設計業務など。約80人の技術者を擁し、アジア・オセアニア地域を中心にBIMによる高度な設備設計・構造設計サービスを提供している。もうひとつの子会社、インドシン・エンジニアリング(IEA社)はオーストラリアのブリスベンに拠点を置いている。
 東急建設は2017年、施工でのBIM活用を推進するため専門組織を立ち上げた。だがBIMに精通する技術者の不足が課題だった。IES社の株式取得を通じて高度な知識を持つ技術者を確保する。今後は建築分野でデジタルトランスフォーメーション(DX)のプラットフォームとなるBIM領域を強化。建設生産システムの変革に取り組む。
 IES社はこれまで培ったBIMによる設計サービスをさまざまな地域、顧客に展開することを目指している。株式譲渡を契機に既存の顧客に加え、日本国内や東急建設が展開している東南アジア各国での受注拡大に期待している。

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