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20年7月豪雨/政府、災害査定効率化ルール適用/机上査定の限度額引き上げ  [2020年7月14日2面]

 政府は2020年7月豪雨が激甚災害に指定される見込みとなったため、被災した道路や河川、農地など公共土木施設の迅速な復旧に向け、「大規模災害時の災害査定を効率化するルール」(17年1月制定)を被災自治体に適用する。机上査定の限度額を引き上げ、書類だけの査定件数を増やし、査定の期間や必要な人員を削減。現地で決定できる災害復旧事業の金額も積み増し、早期の事業着手につなげる。設計図書の簡素化により、測量・作図作業などを縮減する。9日時点の被害報告を踏まえ、10日に対象自治体を発表した。
 道路や河川など国土交通省の所管分野では▽長野県▽岐阜県▽熊本県▽鹿児島県▽熊本市-の4県1市を対象とした。机上査定限度額(原則300万円)を被害件数のおおむね7割、現地決定の災害復旧事業費(同4億円)も約6割となる金額まで引き上げる。
 農林水産省も被災した農地や農業用施設、林道、漁港などの災害復旧事業にルールを適用する。机上査定限度額(原則200万円、林道は300万円)を査定見込み件数のおおむね7割(農地と農業用施設は9割)の額まで高める。現地決定の災害復旧事業費(原則2億円、公共土木施設は4億円)も2億円を超え現地決定した件数の約6割となる金額まで引き上げる。
 いずれの省も具体の引き上げ額を今後決定し、被災自治体に通知する。
 農地や農業用施設など農水省所管分野の対象区域は次の通り。
 【農地(12県)】
 ▽栃木▽神奈川▽静岡▽福井▽岐阜▽愛知▽島根▽福岡▽長崎▽熊本▽宮崎▽鹿児島
 【農業用施設(13県)】
 ▽栃木▽静岡▽福井▽岐阜▽愛知▽島根▽岡山▽愛媛▽福岡▽長崎▽熊本▽宮崎▽鹿児島
 【林道(1府11県)】
 ▽福井▽長野▽静岡▽大阪▽島根▽山口▽香川▽福岡▽長崎▽熊本▽宮崎▽鹿児島
 【林地荒廃防止施設(3県)】
 ▽富山▽熊本▽鹿児島
 【漁港(1県)】
 ▽熊本。

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