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大成建設ら3社/サーバーの液浸冷却システム開発/サーバー室面積90%削減  [2020年7月15日3面]

液浸冷却システム「爽空sola」の仕組み

 大成建設は14日、RSI(東京都千代田区、杉浦日出夫代表取締役)、篠原電機(大阪市北区、篠原基一郎社長)と超高集積・高発熱サーバーを対象にした液浸冷却システムを共同開発したと発表した。優れた省エネルギー性能と高い冷却能力を備える。空気冷却方式(空冷方式)と比較してサーバー室の面積が90%削減でき、省スペース化を実現する。大量のサーバーを運用するデータセンター事業者や自社でサーバー室を保有する企業に導入を提案していく。
 液浸冷却システム「爽空sola」は、液体が持つ熱搬送能力に着目して開発した。液浸冷却槽1槽で50キロワットの冷却能力を持ち、超高集積・高発熱サーバーを高密度に設置して運用できる。空気の流れを考慮したラックの配置が不要でサーバー室面積が約90%削減可能という。省スペース化によってデータセンターの小型化を実現する。空冷方式と比較して冷却エネルギーも約90%削減し、電力消費量を大幅に低減する。
 実証試験で従来の空冷方式と比較して冷却時の機械音も低減することを確認した。静音性に優れた快適なサーバー室環境の構築が可能になる。
 デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展に伴い、データセンターでは高度な情報処理を行うサーバーの設置台数が増え、単位面積当たりの電力消費量が増大しており、冷却能力のさらなる向上が求められている。だが空冷方式を使い高度な情報処理に対応するには、スペースが増大し空調エネルギーも増加してしまう課題があった。

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