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大林組/既製杭の支持層到達を遠隔確認/システム開発、独自指標で信頼性向上  [2020年7月16日3面]

振動の図化イメージ

 大林組は、既製コンクリート杭工事で支持層への到達状況が遠隔地からも把握できる支持層到達確認支援システムを開発した。支持層到達の判定に用いる電流値などの指標をインターネットを活用してリアルタイムに表示。杭打ち機の振動を定量化した振動指標や独自の新しい指標を複数加えることで、地盤の状況に応じた最適な支持層到達判定を可能にした。同社は杭施工の信頼性が高まるとしている。
 開発した「杭番人」を用いると、元請技術者は離れた場所からでもパソコンやモバイル機器を利用して支持層到達が確認できる。作業時間を最大で50%程度低減することが可能になるという。
 杭打ち機の振動計測結果を周波数別に分析し、定量化した振動の変化を大きさごとに色分けして表示できる。判定の根拠となるデータを記録に残すことができる。
 電流値や杭打ち機の振動の計測ほか、独自指標として掘削速度や掘削水量のグラフ化などの機能も搭載。計13種類の指標を使い施工現場の地盤状況に応じて複合的に判定することで、支持層判定の精度を高める。異常値を検出するアラーム機能によって入力間違いなどの単純ミスが減らせる。
 今後、既製コンクリート杭を使用する現場に導入していく。ICT(情報通信技術)活用による現場管理業務の効率化という観点からも積極的に展開する。

コメント

  • 内舘 正 より:

    地中障害(既存躯体)があった場合には、どのような変化が生じるのか知りたい

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