論説・コラム

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回転窓/地方からの動きに期待  [2020年7月17日1面]

 自律分散による社会の強靱化と利他的視点に立った協調が必要-。三菱総合研究所がポストコロナで目指すべき社会像をこう提言している▼集中型社会から自律分散型社会への転換が、感染症対策や災害対応の面から社会の強靱化に寄与すると指摘。地方自治体が住民や地元企業を巻き込んで、豊かさを持続させる独自の取り組みが必要とも▼各地で模索が続く。高齢化率が4割弱に達し、25年先の高齢社会と言われる島根県雲南市。多様な世代や地域内外による連携を市が促し、新たな挑戦を後押ししている▼一つの成功例が、地域へ看護師が積極的に入り住民の健康な暮らしを支える「コミュニティーナース」と呼ぶ取り組み。同市から始まり広がりを見せている。内閣府による新たな日常に対応するための政策資料集でも取り上げられた▼全国で5番目に面積が小さい大阪府藤井寺市は今月、企業らとの連携促進へ窓口を新設した。コンパクトで利便性が高い特色を生かし、CSV(共有価値の創造)などにつながる多様な実証実験を進めるという。地方からどのような動きが出てくるか。転換期だからこそ期待が高まる。

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