論説・コラム

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回転窓/バウハウス101年目のスタート  [2020年7月20日1面]

 1919年の設立から33年の閉校まで活動期間はわずか14年にもかかわらず、今なお世界に多大な影響を与え続けているドイツの造形学校「バウハウス」。デザインや建築のファンに限らず知られる、世界で最も有名なデザイン学校の一つだろう▼バウハウスはドイツ語で「建築の家」の意味。創設者で初代校長の建築家ヴァルター・グロピウス(1883~1969年)が名付けた。彼が提唱した「すべての造形活動の最終目標は建築である」がバウハウスを貫く理念となっている▼ここでのデザイン教育が合理主義的、機能主義的なモダンデザインの流れを生み出した。1920年代に近代建築の方向性が定まり「建築の20世紀」が始まった▼21世紀に入り20年がたった。建築の評価基準が気候変動や防災・減災、SDGs(持続可能な開発目標)、感染症(免疫)などと定まりつつある。20世紀同様、2020年代に「建築の21世紀」が始まりそうだ▼バウハウス101年目を迎えた今年6月に「日本バウハウス協会」が発足した。1世紀を超えて支持されているバウハウスのデザインは新たな時代でも建築の羅針盤になろう。

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