論説・コラム

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回転窓/ご当地アマビエ  [2020年7月22日1面]

 長髪に鳥のようなくちばし、体がうろこで覆われ3本足。正直あまりかわいいとは思えない妖怪「アマビエ」をモチーフとした商品が続々と登場している▼疫病退散に御利益があると言われ、新型コロナウイルスの感染拡大以降に人気が上昇。アマビエのイラスト入りカードやグッズ、菓子などが全国で商品化されている▼アマビエは江戸時代(1846年)の瓦版『肥後国海中の怪』で紹介された妖怪。疫病の発生を予言し、自分の姿を写して人々に見せることで疫病が退散すると告げたと言われている▼そのアマビエ。実は「アマビコ(尼彦)」という説がある。東日本建設業保証の広報誌『EAST TIMES20夏号』に掲載されている江口知秀氏のエッセーによると、民俗学者の湯本豪一氏が唱えたもので瓦版を書き写す時にアマビコをアマビエと間違い、それが誤って広まったというのだ▼湯本氏は間違った名前を訂正しようと呼び掛けていたが、いまや「アマビエ」がすっかり定着してしまった。22日にスタートする旅行需要喚起策「GO TO キャンペーン」。ご当地のアマビエ商品を買いつつ疫病退散を願ってみては。

コメント

  • 匿名 より:

    このアマビエを自社に商標登録しようとした大手広告会社がネットで叩かれて中止しましたね。呆れてものが言えない。某隣国の様です。なにかに注目が集まると金にしようとするなんら矜持も尊厳もないこの社会を憂う妖怪はいないのだろうか?

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