工事・計画

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JR東海/リニア新幹線・第一首都圏トンネル工事/1号シールドマシンの組み立て進む  [2020年7月28日4面]

搬入作業

立坑内のシールドマシン

 JR東海が建設しているリニア中央新幹線(東京・品川~名古屋)で、本体トンネルを掘削する最初のシールドマシンの組み立て作業が東京都品川区内で進んでいる。25日までにカッターヘッドの全周を発進立坑の地下約80メートルに降ろした。組み立ては9月末ころに完了する見通し。10月から掘進準備に入り、2021年1月ころまでに作業を終える。掘削開始は21年度からを予定。熊谷組・大豊建設・徳倉建設JVが施工する。
 シールド機は東京都から神奈川県まで延長約37キロの第一首都圏トンネルの一部区間を掘る。品川駅(東京都港区)に近い発進立坑となる北品川非常口(東京都品川区北品川4丁目)から東雪谷非常口(東京都大田区東雪谷1丁目)までの約4・7キロと、同非常口から等々力非常口(川崎市中原区等々力)の約3・5キロを掘削する。等々力到達後はマシンの一部を再利用し北品川非常口で組み立て・発進準備を行い、品川駅方面へ約1キロ掘削する。
 北品川非常口は都市部最初の非常口として19年12月に立坑が完成した。リニア中央新幹線は市街化が進んだ首都圏や中京圏が地下40メートル以上の大深度区間となる。トンネルは外径約14メートル。等々力非常口への掘削は23年度まで、品川駅方面へは24年度から掘り進み、25年度に終える予定だ。
 シールド機は最深部で地下約90メートルの固い地盤を掘り進む。外径約14メートル、機長約14・5メートル、重さ約3000トン。掘進速度は1日平均約20メートル、1カ月平均約400メートルと想定している。神戸市内の工場で1月に完成し搬送した。立坑搬入は4月から分割して実施。カッターヘッドのベアリングは荷重などを考慮して大型クレーンで水平にして降ろした。カッターの駆動部は水平に組んでから垂直に起こした。カッターヘッドは21日から立坑へ降ろしていた。立坑内での作業完了後は大型クレーンを解体し、掘進に伴う設備を地上に設ける。

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