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三井E&Sマシナリー、野村総研/路面下空洞など自動抽出・解析システムを開発  [2020年7月28日3面]

 三井E&Sマシナリー(東京都中央区、高橋岳之社長)と野村総合研究所は、路面下の空洞などを人工知能(AI)で自動抽出・解析するシステムを共同開発した。路面下空洞調査と路面性状(路面ひび割れ)調査を9月から提供する予定。このほかトンネル覆工コンクリート表面のクラックも対象としており、2021年1月からの運用開始を予定している。
 路面下空洞調査と路面性状調査は、レーダーとレーザーによる同時計測が可能な複合探査車を用いる。計測データをAI技術で解析し、レーダー解析画像から路面下空洞を自動で検出する。レーザー画像からは路面のひび割れの自動抽出・描画する。専門技術者が計測データを見てひび割れなどを抽出する従来のやり方に比べて、空洞判定・抽出は7割、ひび割れ抽出は9割の時間短縮が可能という。今後は、解析結果を複合探査車の位置情報と連携することで、路面状態の経年変化観察といったモニタリングに活用可能な仕組みも検討していく。
 トンネル点検は、トンネル撮影車で取得したトンネル表面の高精細画像をAIにより解析する。幅0・2ミリまでのクラックを自動検出できるという。トンネル撮影車のデータ取り込みから、データの蓄積・取り出し、AIによる自動解析、解析結果の可視化までを統合して、クラウド上のシステムとして構築する予定。同システムを活用することで、建設現場の生産性向上策i-Construction推進につなげる。
 今後も、三井E&Sマシナリーの非破壊検査技術と野村総合研究所のAI技術との融合によるデジタル化やICT(情報通信技術)化を積極的に進めるとしている。

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