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日本武道館(東京都千代田区)増改修が完了/竣工式と内覧会開く/中道場棟を新設  [2020年7月30日4面]

新設された中道場

LED化されたアリーナの照明

 公益財団法人日本武道館(高村正彦会長)が進めていた日本武道館(東京都千代田区)の増改修工事が完了した。竣工式を29日に開き、関係者らが無事完成を祝った。同工事では本館の改修のほか、延べ約3000平方メートルの「中道場棟」を新設した。設計は山田守建築事務所、施工は竹中工務店。外観の照明デザインは石井幹子デザイン事務所が手掛けた。
 日本武道館の所在地は千代田区北の丸公園2の3。来年に延期された東京五輪の空手・柔道、パラリンピックの柔道の試合会場となっている。
 竣工式には高村会長、山田守建築事務所の宮原浩輔社長、石井幹子デザイン事務所の石井幹子社長、竹中工務店の宮下正裕会長らが出席した。式典後の記者会見で、宮原社長は「(増改修の)テーマは再生と成長。従来のイメージを継承しながら安全性などを向上させた」と設計のポイントを説明。竹中工務店の大嶋康文専務執行役員は「多くのことに配慮しながら工事を進めた。関係者の協力に感謝したい」と述べた。
 本館の改修では日本武道館を象徴する八角形の大屋根の葺き替えに当たり、銅板からステンレスに変更。バリアフリー化やトイレの増設のほか、全照明のLED化も図った。外観のライトアップ設備も新設し、世界初の金色に輝くLED照明を採用した。
 本館に隣接する中道場棟はSRC一部S造地下2階地上1階建て延べ3048平方メートルの規模。地下2階に400畳の中道場を設けた。屋根は本館と同じ緑青色とし、周辺の景観と調和した外観となっている。床にヒノキの集成材、壁には杉の無垢(むく)板を使用し、快適な空間を創出した。
 中道場は選手らの試合前のウオーミングアップのための練習場としての活用を想定。試合会場となる本館大道場と直結しており、スムーズに移動できる。

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